Copilotの概要
CopilotはWindows11に組み込まれたAIを搭載したアシスタントです。Windows11のタスクバーからCopilotボタンを押すか、Windows+Cキーで起動することができ、チャットを通じてアプリの起動や設定変更、文章の要約まで様々な操作や作業をすることができます。起動すると右側にウィンドウが表示され、このウィンドウにやりたいことや知りたいことを入力するとCopilotが文章を生成し、回答してくれます。
では、どのようなことが可能なのか見ていきましょう。
※ChatGPTでは有料で使用できるGPT4を、なんと無料で使用することができます。なお3月12日よりGPT4 Turboを利用できるようになっています。また、Webの情報は、2023年4月までの情報に対応しています。(ChatGPTは、24年5月に最新のGPT4oが無料版でも使えるようになっています。ただし3時間に10回までしか使えない、画像生成が使えないなど制限がかけられています。)
Copilotの使い方
Copilotを起動するには、Windows+Cキーを押すか、タスクバー右下にあるCopilotボタンを押します。
※アップデートの状況により、タスクバーの真ん中に表示されている場合もあります。
画面右側にCopilotのウィンドウが表示されます。赤枠内に文字を入力することで、回答を得られます。
例えば、Windows11のメリットについて質問してみました。下のような回答が得られました。これは一例ですが、色々な質問をするとウェブの情報を参照しつつ、回答してくれます。参照したウェブのリンクも表示してくれますので、何かを調べたいときには便利です。
他にも、「設定画面を開いて」と入力すると、設定アプリを開きますか?と聞いてくるので、はいを押すと設定画面が開きます。
設定アプリだけでなく、任意のアプリを開くこともできます。
Copilotで使える主な機能
他にも様々な機能があります。
アプリの起動
ChromeやExcel、Outlookなどアプリを起動することができます。〇〇を開いて、とチャット欄に記入するとアプリが起動します。
スクリーンショットを撮影
スクリーンショットをとって、と書くとSnippingTool(Windows標準のスクリーンショットツール)が起動して、スクリーンショットを撮影できます。
Windowsの設定変更
設定画面を開く
音量を下げる、上げる、ミュートする
壁紙を変更する
デバイス情報の表示
システム情報の表示
バッテリー情報の表示
デバイス情報
利用可能なWifiネットワークの表示
IPアドレスの表示
利用可能なストレージを表示
ゴミ箱を空にする
チャット機能
いろいろな質問をすると、Copilotが回答してくれます。回答はWebサイトを参照していて、参照先が最後に表示されます。
画像生成
画像生成AIのDALL-E3を使用して、色々な画像を生成することができます。試しに猫の画像を生成してみると下のような画像が出てきました。
構図など、詳しく指示すると欲しい絵が生成できます。
PDFファイルの要約
サーバー上にあるファイルでも、ローカルにダウンロードしたファイルでも要約が可能です。このPDFを要約して、と発言し、ファイル保存先を教えるだけです。
Webサイトの要約
アドレスを貼り付け、このサイトを要約して、と発言します
翻訳
英文を貼り付けて、日本語に翻訳することができます。
コードを書く
目的を伝えてプログラムを書いてもらうこともできます
トラブルシューティングツールを開く
パソコンで問題が起こった場合、症状を伝えると、解決策を教えてくれてトラブルシューティングツールを開くことができます。
Copilotがタスクバーに表示されていない場合
WindowsUpdateを確認して、最新のアップデートを適用しましょう。WindowsUpdateで更新プログラムのチェックボタンを押して、更新します。
まとめ
Copilotは、検索でWebの情報をもとに回答してくれるだけでなく、翻訳や要約、アプリの起動まで色々な事をやってくれます。日頃やっている、必要な作業をAIにお願いしてやってもらうことが可能なので、効率が上がり時間が節約できます。最近のAI技術の発展はすごいものです。私はChatGPTの有料プランに加入していますが、月3000円ほどかかります。データ分析などハードな使い方をしなければ、Copilotでも十分かなと思いました。
Copilotはまだプレビューの段階なので、今後のアップデートがとても楽しみです。Windows11を使用していれば、無料で使用できますので、一度使ってみてはいかがでしょうか?
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