Steam Deckの性能を確認してみる

SteamDeck

SteamDeckのスペック

SteamDeckはディスプレイの種類が、LCD版とOLED版の2種類あります。
ストレージはLCD版が256GByte、OLED版が512GByteと1TBの計3種類が販売されています。
スペックは以下の通りです。

SteamDeck LCDSteamDeck OLED
プロセッサー7nm AMD APU CPU:Zen 2 4c/8t、2.4-3.5GHz(最大448 GFlops FP32)
GPU:8 RDNA 2 CU、1.6GHz(1.6 TFlops FP32) APUパワー:4-15W
6 nm AMD APU CPU:Zen 2 4c/8t、2.4-3.5GHz(最大448 GFlops FP32)
GPU:8 RDNA 2 CU、1.6GHz(1.6 TFlops FP32) APUパワー:4-15W
RAM16 GB LPDDR5オンボードRAM(5500 MT/s クアッド 32ビットチャンネル)16 GB LPDDR5オンボードRAM(6400 MT/s クアッド 32ビットチャンネル)
ディスプレイ解像度 1280 x 800 X RGB
IPS LCD ディスプレイサイズ 7インチ(対角) 輝度 400 nit(標準) リフレッシュレート 60Hz タッチ対応 あり
解像度 1280 x 800 x RGB
HDR OLED ディスプレイサイズ 7.4インチ(対角) 最大輝度 1,000 nitのピーク輝度(HDR) 600 nit(SDR) リフレッシュレート 最大90Hz 応答時間 0.1 ms タッチ対応
ストレージ256GB SSD512GB NVMe SSD
1TB NVMe SSD
無線Bluetooth 5.0(コントローラ、アクセサリ、オーディオに対応)
デュアルバンド無線Wi-Fi、2.4GHzおよび5GHz、2 x 2 MIMO、IEEE 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.3(コントローラ、アクセサリ、オーディオに対応)
トライバンド無線Wi-Fi 6E、2.4GHz、5GHzおよび6GHz 2 x 2 MIMO、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax
バッテリー40Whrバッテリー50Whrバッテリー

プロセッサが7nmから6nmに変更されていますが、基本的な性能はLCD版もOLED版も同じです。 CPUはZen2、GPUはRDNA2が採用されています。 OLEDのほうがディスプレイが若干大きくなっていて、最大リフレッシュレートが高くなっています。 バッテリーも25%大きくなっているため、バッテリー駆動時間が伸びています。 あと、細かいところでいくとBluetoothが5.3になっていたり、Wifiが6Eに対応しているなど、細かな違いがあります。

SteamDeckのベンチマーク

以下は、LCD版で計測したベンチマーク結果です。
まずは、3DMARKのTimeSpyがこちら。

3DMark TimeSpyベンチマーク

GTX1050 とほぼ同じスコアで、Ryzenの内臓GPU680Mより3割ほど低い結果でした。 グラフィック性能的に結構厳しめに見えますが、SteamDeckは解像度1280×800ですので、ゲームプレイにどの程度影響があるか確認する必要があります。次は実際のゲームではどうなのか、ゲームのベンチマーク機能を使って計測してみたいと思います。

FF14暁月のフィナーレベンチマーク

グラフィック設定は、標準品質(ノートPC)にしました。 画質を下げているのもありますが、結果はやや快適。FPSが一瞬30程度まで下がる場面もありましたが、普通にプレイできそうな感じでした。

PSO2 NewGenesisベンチマーク

次にPSO2 NewGenesisのベンチマークを試してみました。 画質は低で、解像度1280×800です。動作中FPSが下がる場面もありましたが、結構滑らかに動いていました。 結果は以下の通り。標準的な動作が見込めます、とのことでした。

実際にNewGenesisをプレイしてみましたが、画質は下がるものの(画質低)、普通にプレイできました。 画質低で平均FPSは52、PSEバーストなどエフェクトが多くなると45程度まで下がりました。 画質最低にすると平均FPSは57でした。 画質設定を低や最低にする必要はありますが、外出先でサクッとプレイする分には、問題なさそうです。

ブループロトコルベンチマーク

画質は低で平均FPS65程度、一瞬FPS30程度まで下がる場面もありましたが、 結果は極めて快適となりました。

原神

ベンチマークソフトではありませんが、原神をプレイしてみました。フォンテーヌを探索してみると、平均FPS57程度でした。 画質は低でプレイしています。戦闘中も特にFPSの低下はありませんでした。

螺旋でも戦闘してみましたが、平均FPS59でした。 特に問題なくプレイできそうです。

参考 3DMark FireStrike

参考 3DMark WildLife

まとめ

SteamDeckはコスパ重視で、性能面はだいぶ控えめな印象でした。とはいえ解像度1280×800では、ヘビー級のゲームでなければプレイは問題なさそうです。 携帯ゲーム機でここまでできるのは驚きです。 外部ディスプレイを接続してフルHD(1920×1080)でプレイする場合はちょっと厳しく、ゲーム側の設定を最低画質にする必要がありました。 一段階解像度を落として、1600×900でプレイするなど一工夫必要です。性能的にはあまり期待しすぎないほうがいいかもしれませんね。

SteamDeckに外部ディスプレイを接続して原神をプレイした動画が下記にありますので、参考にしてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました