Wifi電波強度の測定について
なんとなくWifiが不安定、接続がよく切れるなどの症状がある場合、Wifiの電波が届いていないか、他のWifi機器と電波干渉していることが考えられます。Wifi電波は2.4GHzは壁などの障害物に強いですが、5GHzですと障害物で大きく電波が減衰して届かない場合が多いです。そのため、Wifiルーターをどこに配置するかが重要になってきます。
アパートなどであれば、周辺の住人が使っているWifiルーターとの電波干渉を気にする必要が出てきます。どのチャンネルを使用すれば干渉なく通信できるのか確認するやり方も解説します。
パソコンで電波強度を測定する
電波強度、電波干渉を確認するには、ソフトを使います。
スタートメニューを左クリックして、すべてのアプリを押します。
MicrosoftStoreを押します。
検索欄にwifi analyzerと入力します。
インストールボタンを押します。
インストールが終わったら、開くボタンを押します。
初回起動時は下のように聞いてきますので、はいを押します。
こちらも初回起動時ですが、国を聞かれるので、日本を選択して、閉じるボタンを押します。
Wifi Analyzerが起動すると、Wifiの詳細が表示されます。
解析ボタンを押しましょう。
2.4Ghzの電波状況が表示され、周辺の電波状況がよくわかります。山の高さは電波の強さをあらわしています。2.4GHz帯は、チャンネル数が少ないこともあり、電波が混雑しています。他の機器からの電波と干渉がひどい場合は、別のチャンネルに切り替えてみましょう。
右下の5GHzボタンを押しましょう。
今度は5GHzの電波状況が確認できます。
右下の表示ボタンを押して、SSIDを押すと、グラフにSSIDを表示することができます。
ネットワークボタンを押すと、電波強度のみが一覧表示されます。
以上が、WifiAnalyzerの使い方です。このソフトをノートパソコンにインストールして、場所を変えながら電波強度や混雑状況を確認していきます。Wifiルーターの位置をどこにするのが最適か、電波干渉などが起こっていないか等、判断するのに役立ててください。
スマホやタブレットで電波強度を測定する
ノートパソコンがない場合、スマホやタブレットにアプリを入れて確認する方法もあります。
GooglePlayでWifi Analyzerを検索します。
インストールして起動すると、アクセスポイント一覧が表示されます。
左上のボタンを押します。
Channel Ratingを選択します。
どのチャンネルを選択したらよいのか、おすすめが★の数で表示されます。★の数が少ないチャンネルは電波干渉が多いため、おすすめ度が低いことを意味しています。チャンネル選択の参考にするとよいでしょう。
左上のボタンからChannel Graphを選択すると、電波状況がグラフ表示されます。このルーターのチャンネル選択は自動選択になっていますが、あまり電波状況の良くないチャンネルを選択しているようですね。5GHzに切り替えたいときは、5GHzと書いてる部分をタップすると切り替わります。
以上が、アプリの使い方になります。スマホやタブレットを色々なところへ移動して、電波状況を確認しましょう。
まとめ
電波状況を確認するソフトやアプリを使えば、周辺の電波状況を可視化してくれるので、Wifiの状況を改善するのに役立ちます。Wifiの速度が遅い場合や接続が不安定な場合は、これらのソフトを使って電波状況を見てみましょう。ルーターの置き場所を変更したり、チャンネル設定を変更することで、状況が改善する可能性があります。
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