初期化とは
Windows11が不安定になり正常に動作しなくなった場合などに初期化(リカバリー)をすることができます。パソコンを購入したときの状態に復元されますので、別途データ類はバックアップを取っておきましょう。どのデータが対象になっているかは、下記を参照ください。
削除されるもの
- Program Filesフォルダ
- Program Files(x86)フォルダ
- ProgramDataフォルダ
- アプリケーションの設定ファイル類
- /Usersフォルダ内のAppDataフォルダ
- システムファイル
- Windowsフォルダ
初期化後も残るもの
- 購入時にインストールされていたアプリケーション
- ユーザーアカウント
- ドキュメントやピクチャ、ダウンロードなどの個人データ(/Usersフォルダ内)
- デスクトップテーマなどの個人設定
- ネットワーク設定
- 自分で作成したフォルダやファイル
初期化のやり方
スタートメニューを右クリックして、システムを押します。
システムを選択し、回復を押します。
PCをリセットするボタンを押します。
個人用ファイルを保持するを押します。
※下の「すべてを削除する」を押すと、全てのデータが削除されます。パソコンを廃棄する時などは、下を選んでデータを削除しましょう。
クラウドからダウンロードを押します。
次へを押します。
削除されるアプリを表示しますを押すと、削除されるアプリが一覧表示されます。
確認できたらリセットボタンを押します。
削除されるアプリ一覧はこのように表示されます。
ダウンロードが開始されますので、しばらく待ちます。
ダウンロードが終わると再起動され、初期化が始まります。
その後、インストール中の表記が出ますのでしばらく待ちます。
処理が終わると、サインインの画面になります。パスワードを入力してサインインしましょう。
マイクロソフトが位置情報などの各種情報を収集してよいか聞いてきます。不要だと思われる方はいいえに設定して次へを押します。いいえにしても特に問題はありません。
以上で初期化の作業は終わりです。デスクトップに削除されたアプリというhtmlファイルがありますので、ダブルクリックすると、
削除されたアプリが一覧で確認できます。もし必要なアプリが削除されていた場合は、再インストールしておきましょう。
以上で初期化の作業は終了です。
注意点
個人ファイルは保持されると最初に書きましたが、念のためファイルはバックアップを取っておきましょう。初期化する前にWindowsが起動しなくなっている場合は、ファイルを救出する必要がありますので、下記記事をご参照ください。
まとめ
Windows11が不安定になった場合の最終手段として、初期化する方法を解説しました。Windowsは不意に起動しなくなったり、不安定になったりします。普段からバックアップをとっておき、回復ドライブも作成しておきましょう。
回復ドライブについては、下記の記事をご参照ください。
コメント