VPNとは
VPNは、インターネット上の通信を暗号化して安全性を高める技術です。VPNサーバーと暗号通信を行うことで、重要なデータやパスワードなどの情報を盗まれることを防ぎます。安全に自宅のネットワークにアクセスしたり、リモートワークなどで、会社ネットワークにアクセスする場合などに使われています。
スマホでVPNを使うときのイメージ
外出先でスマホからVPNに接続するときの接続イメージ図です。空港やホテルのフリーWifi等を利用する場合、不特定多数の人が接続しており、安全性が低い状態です。VPNを使用すれば、スマホからVPNサーバーまでの通信は暗号化され、安全性が高まります。今回は、VPNの一種である、OpenVPNを使用して安全性を高める方法を解説します。
OpenVPNのセットアップ
まず、OpenVPNの設定ファイルを入手します。VPNサーバーから提供された設定ファイルと、ID、パスワードを使用します。自宅のVPNルーターに設定する場合は、下記を参照ください。
ここでは、自宅のルーターにVPNサーバーを設定し、使用します。ルーターから出力した.ovpnファイルをスマホの任意のフォルダに保存します。
GooglePlayでOpenVPNを検索します。
インストールボタンを押してスマホにアプリをインストールしましょう。
インストールが完了したら、OpenVPNを起動します。
アプリのデータ使用に関しての注意書きが出ますので、Agreeを押します。
Fileを押します。
.ovpnファイルの保存先を指定します。
.ovpnファイルを選択して、下部のImportボタンを押します。
IDを入力し、Save passwordをチェックします。
パスワードを入力して、ADDボタンを押します。
Disconnectedの下のボタンを押します。
接続リクエストの画面が出ますので、OKボタンを押します。
VPN接続が完了しました。
アプリに通信状況が表示されます。
VPN接続を切る場合
Connectedの下のボタンを押します。
切断しますか?聞いてくるので、OKボタンを押します。
まとめ
以上で、スマホでVPNを使って安全に通信する方法を解説しました。ここでは、VPNサーバーは自宅のVPNルーターに設定して使いました。VPNサーバーは、公開されている無料・有料のサービスを利用することもできます。それらのサービスを利用する場合、サービス自体の安全性を考慮する必要がでてくるので注意が必要です。特に無料でサービスを提供する場合、どこかで費用を回収する必要がでてきますよね?サービスの利用規約などをしっかり確認して使用するようにしましょう。
できるなら、自宅のVPNルーターにVPNを設定して使うのが一番安全で安心です。ルーターのOpenVPNの設定やパソコンでのOpenVPNの設定の仕方は、下記の記事を参照ください。
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