OpenVPNの設定方法とWindows11からの接続方法

OpenVPNの設定方法とWindows11からの接続方法 ネットワーク

VPNとは

VPNは、インターネット上の通信を暗号化して安全性を高めるための技術です。外出先から家庭内ネットワークのファイルを参照したり、遠隔操作したりする際によく用いられます。最近では、リモートワークで使われたりもしています。通信を暗号化することで、重要なデータやパスワードなどの情報を盗み見されるのを防ぎます。

ハードルが高そうな気もしますが、VPN対応ルーターを使うと簡単に設定することができます。今回、AsusのRT-AX3000を入手しましたので、VPNを設定してパソコンから接続してみたいと思います。

ルーターを設定する

サーバー管理画面を開いて、左側のメニューからVPNを選択します。
OpenVPNのボタンを選択して、OpenVPNサーバーを有効にするのボタンを押します。

サーバーポートを入力します。1024~65535のうちのどれでも問題ありません。
ユーザー名とパスワードを入力し、+ボタンを押します。
適用を押したら設定完了です。

設定が終わると、パソコンやタブレットで接続するのに必要な設定ファイルをダウンロードできるようになります。エクスポートボタンを押して、設定ファイルをダウンロードします。

client.ovpnというファイルができます。
これは後程使います。

パソコンでVPN接続する

OpenVPN GUIをダウンロードします。

上部のダウンロードを押します。

Windowsインストーラ64ビット版をダウンロードします。
32ビット版をご使用の方は、下の32ビット版のインストーラをダウンロードしてください。

ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。

中央のInstall Nowを押します。

インストールが完了したらCloseボタンを押して閉じます。

ここで、先ほど入手したclient.ovpnファイルを右クリックします。

切り取りボタンを押します。

C:\Program Files\OpenVPN\config に切り取ったファイルを貼り付けます。

管理者権限が必要と出るので、続行を押します。

タスクトレイにOpenVPN GUIがいますので、右クリックして接続を押します。

ユーザー名とパスワードを求められますので、ルーターで設定したユーザー名とパスワードを入力してOKを押します。

接続済みと出れば接続成功です。

以上で、パソコンのVPN設定は終わりです。

まとめ

以上の機能を使うことで、安全に家庭内ネットワークにアクセスできます。スマートフォンのテザリングを使って外部から家庭内ネットワークにアクセスしたのですが、特に問題なく、リモートデスクトップでパソコンを遠隔操作できました。

苦労した点としては、
外部から家庭内ネットワークのパソコンにPINGを送っても反応しなかったことです。ルーター側の設定変更が必要なのか、とかOpenVPNではなくIPSec等に切り替えないとだめなのかとか、設定を変えて色々試行錯誤しましたが、結局、接続先パソコンのファイヤーウォールがPINGを邪魔していただけという結論に至りました。WindowsDefenderなどのファイヤーウォールをオフにしたらPINGがあっさり通りました。意外なところに問題が潜んでいました・・・。

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