リカバリーのやり方
Windowsが起動しなくなるなどのトラブルに見舞われた場合、Windowsをリカバリー(修復)する手段が3つあります。手順が簡単なものから順に書きます。
- スタートアップ修復
- システムの復元
- システムイメージから復元
これらを上から順に試していきましょう。一つずつ解説していきます。
スタートアップ修復を試す
Windowsが起動できなくなった場合、スタートアップ修復を試してみましょう。
2回起動に失敗すると、下のように自動修復を開始します。
その後、PCを診断中の表記が出て、しばらく待っていると、
自動修復の画面が表示されます。
詳細オプションボタンを押します。
上記画面が出ない場合、回復ドライブの作成で作成したUSBメモリを使用してパソコンを起動します。作成方法は過去記事をご覧ください。
トラブルシューティングを押します。
詳細オプションを押します。
スタートアップ修復を押します。
再起動がかかり、PCを診断中の表示が出ますのでしばらく待ちます。
スタートアップ修復が無事に終了するとWindowsが起動します。
ここで上手くいかない場合、下の画面が表示されます。
システムの復元を試す
次にシステムの復元を試します。
過去記事のシステムの復元をご覧ください。
システムイメージから復元する際の注意点
システムイメージの作成方法は、過去記事の回復ドライブについてをご覧ください。
注意点ですが、システムイメージから復元した場合、システムイメージを作成した日から追加されたすべての変更が元に戻ってしまいます。アプリケーションのインストールや、ファイルの作成なども全てです。アプリケーションは再インストールするしかありませんが、ファイルは救出できる可能性があります。まずは、ファイルの救出を行い、その後復元しましょう。
必要なファイルの救出
セーフモードで起動
2回起動に失敗したときの自動修復画面から始めます。
自動修復画面が出ない場合は、回復ドライブのUSBメモリから起動してください。
詳細オプションボタンを押します。
トラブルシューティングを押します。
詳細オプションを押します。
スタートアップ設定を押します。
セーフモードで起動する際の条件が出てきます。
再起動ボタンを押します。
上手くいけば、セーフモードで起動できますので、必要なファイルなどを救出します。
セーフモードが起動しない場合
回復ドライブのUSBメモリを使用してパソコンを起動し、コマンドプロンプトを選択します。
コマンドプロンプトが起動したら、notepadと入力します。
メモ帳が開きますので、ファイルから開くを押します。
開く画面が出ますので、ここでコピーや貼り付けができます。必要なファイルを救出しましょう。
コマンドプロンプトでコピーするやり方もありますが、上記のやり方のほうが分かりやすいと思います。
システムイメージから復元する
USBメモリを使用してパソコンを起動し、その他の修復オプションを選択します。
イメージでシステムを回復を押します。
自動的に推奨のバックアップファイルが選択されますので、問題なければ次へを押します。
次へを押します。
完了ボタンを押します。
はいを押します。
復元が始まります。しばらく時間がかかりますので待ちます。
完了すると、下の画面が出ますが、何もしなくても再起動します。
再起動すると完了です。
まとめ
Windows11のリカバリーのやり方を解説しました。もしトラブルが起こった場合は、
- スタートアップ修復
- システムの復元
- システムイメージから復元
の順で、システムを修復してみましょう。まれにシステムファイルが破損することもありますので、時々バックアップを取っておき、トラブルに備えておきましょう。
コメント