自動ログオンとは
パソコンを起動して、パスワード入力なしにログオンできる機能です。自分だけしかパソコンを使わない場合などは設定しておくと便利です。以前のWindowsでは窓の手や、いじくるつくーる等の設定ソフトを使って自動ログオンを設定していましたが、これらのソフトはWindows11に非対応です。ここでは、Windows標準の機能で設定するやり方と、マイクロソフトが公開している公式ツールを使うやり方を解説します。
自動ログオンのやり方(Windows標準機能を使う)
スタートボタンを左クリックして、netplwizと入力します。
左側に検索結果が出ますので、赤枠部を選択します。
赤枠部のチェックを外して、OKボタンを押します。
パスワードを聞かれるので、2回入力してOKを押します。
以上で設定完了です。
再起動すると、パスワード入力なしでログオンできます。
自動ログオンを解除する(Windows標準機能を使う)
やっぱりもとに戻したい場合のやり方です。
私のパソコンでは、一度自動ログオンを設定すると、赤枠部にあったチェックボックスが消えていました。
レジストリエディターを使用して、チェックボックスを表示させます。
スタートメニューを左クリックして、regeditと入力します。
左側にレジストリエディターが出ますので、選択します。
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\PasswordLess\Deviceの順に選択し、DevicePasswordLessBuildVersionをダブルクリックします。
値のデータに0を入力します。
スタートメニューを左クリックして、netplwizと入力し、赤枠部を選択します。
今度はチェックボックスが復活しています。赤枠部のチェックを入れて、OKボタンを押します。
これで設定が元に戻り、ログオン時にパスワード入力を求められるようになります。
自動ログオンのやり方(マイクロソフト公式ツールを使う)
上記のやり方よりも、もっと簡単にやる方法もあります。マイクロソフトが公開しているソフトを使います。Googleでmicrosoft autologonで検索します。
一番上に出てくるマイクロソフトのホームページを選択します。
Autologonのダウンロードを押します。
ダウンロードしたファイルを右クリックして、すべて展開で解凍します。
64ビット版Windowsを使っている場合は、Autologon64.exeをダブルクリックします。
32ビット版Windowsを使っている場合は、Autologon.exeをダブルクリックします。
どちらを使っているか分からない場合は、スタートメニューを右クリックしてシステムを選択します。64ビットまたは、x64と記載があれば64ビット版です。それ以外は32ビット版です。
私のパソコンは64ビット版なので、Autologon64.exeをダブルクリックすると、ライセンスについての注意事項が出ましたので、Agreeを押します。
パスワードを入力し、Enableボタンを押します。
以上で自動ログオンの設定は完了です。
自動ログオンを解除する(マイクロソフト公式ツールを使う)
Autologon64.exeをダブルクリックします(32ビット版の場合は、Autologon.exeをダブルクリックします)。Disableボタンを押します。
これで設定が元に戻り、ログオン時にパスワードを求められるようになります。
まとめ
以上がWindows11自動ログオンの設定のやり方になります。毎回パソコンを電源オンしたときにパスワードを入力するのが地味に面倒なので、私のパソコンは自動ログオン設定しています。
設定を戻そうと思えば、すぐに戻せるので試してみてはいかがでしょうか。
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